2019年10月29日(火)から、二十四節気は霜降(そうこう)の次侯にかわり、七十二候は第五十三候「霎時施 (こさめときどき ふる)」で、霎(こさめ)が、ときどき降ってくる時節となりました。
霎の文字は、「雨(あめかんむり)」に「妾 (めかけ・わらわ)」と書いて、「こさめ」と読みます。ここでの霎(こさめ)の意味は、晩秋から初冬にかけて、突然空が陰りパラパラと降ってくる通り雨のことです。季語に「時雨(しぐれ)」ということばもあります。
二十四節気のなかには、「雨水・穀雨・白露・寒露・霜降・小雪・大雪」「水」に関する七つの節気があり、「水」は「雨」「露」「霜」「雪」とその形を変えて四季の移り変わりを教えてくれる とても重要なキーワードとなっています。