院長の季節だより75 「霜柱…九州でも山間では見られる時節となりました!」
2019年11月15日院長の季節だより77 「暦の上では、山間で小雪がチラつき始める頃!」
2019年11月23日写真は、 水仙 です。
2019年11月18日(月)から、二十四節気は立冬(りっとう)の末侯にかわり、七十二候は第五十七候「金盞香 (きんせんか さく)」です。ここで言う金盞(きんせんか)とは、春に咲くキク科のキンセンカ(金盞花)のことではなくて、水仙(すいせん)のことです。水仙の花は、白い6枚の花弁の中心に黄色の盃型の副花冠があり、その形が金の盞(さかずき)にみえることから古い名前として「金盞(きんせんか)」と呼ばれていたのでしょう。
ただ、11月中旬のこの時期に水仙の花は、一般に咲きません。咲き始めるのは、早いところで12月に入ってからとなります。
何故、五十七候に「金盞香」である水仙を時節花としたのか、腑に落ちる答えは見つかりませんでした。
水仙は、スペイン・ポルトガルの地中海沿岸が原産で、シルクロード通って中国経由で平安時代後期に日本に伝わりました。それ以降に自生したものを二ホンスイセンと呼ぶようです。
Photo 水仙 フォトライブラリーより